環境
環境ごとに分離されたネットワークが構成され、以下の設定や管理が可能です。
環境はKubernetesクラスター上のNamespaceに相当します。
エールのスペース、プロジェクト、環境、サービスなどの全体構造は、以下をご参照ください。
環境の作成
プロジェクト作成時に
main
という名前の環境が同時に作成されます。
プロジェクトに属さない環境を単独で作成することはできません。プロジェクトは環境(Namespace)の集まりとして使用される表示名であり、ユーザーの管理の利便性のための名称です。
環境の情報
上部は選択された環境が属するプロジェクト名、リソース情報と環境セレクターで構成されています。下部の情報タブで環境内のサービスの照会と管理ができます。
環境の追加
空の環境として作成
右上の環境セレクターで新規環境の作成をクリックし、空の環境を選択します。名前とデプロイされるクラスターを決定した後、
作成
をクリックすると新しい環境が作成されます。
環境を複製して作成
サービスがデプロイされている環境を元の環境として選択すると、選択された環境のすべてのサービスが複製された新しい環境が作成されます。
元の環境を複製する機能で開発環境(dev)、本番環境(prod)、QA環境(qa)を簡単に構築できます。自動生成されたサービスは停止状態で、すべて開始機能で簡単に実行できます。
環境を複製して新しい環境を作成する際、既存の環境に保存されたシークレットは複製されません。シークレット管理ページを参照してシークレットを新たに保存してください。
環境の管理
環境の切り替え
右上の環境セレクターをクリックすると、作成された他の環境に切り替えることができます。
メイン環境を除く環境には固有の色が付与されます。環境の色でデプロイまたは修正するサービスが属する環境を確認してください。
YAMLダウンロードと適用
現在の環境で実行中のすべてのサービスのデプロイ設定が含まれたYAMLファイルをダウンロードし、新しい環境でドラッグ&ドロップ方式で適用できます。
YAML形式のデプロイスクリプトファイルを活用すると、簡単にプロジェクト全体を複製できます。関連するガイドは環境の複製ページをご参照ください。
デフォルト環境の設定
設定タブの環境情報メニューで
デフォルト環境として設定
を押して特定の環境をデフォルト環境として設定できます。プロジェクトアクセス時にデフォルト環境にアクセスされるため、更新が頻繁な環境をデフォルト環境として設定してください。
環境の削除
設定タブ下部の
環境削除
で環境を削除できます。
プロジェクト内に環境が1つだけ存在する場合はプロジェクトを削除する
として表示され、プロジェクトと共に環境も削除されます。
シークレット管理
設定タブのシークレットセクションで、右側のアイコンをクリックしてシークレットを保存し、選択された環境のサービスで活用できます。
シークレット値はドラッグ&ドロップ方式で簡単に適用できます。サービスデプロイ時の環境変数適用に関するガイドはシークレット管理ページをご参照ください。
シークレットは環境単位で保存および共有できます。
ファイアウォール設定
他の環境、プロジェクトまたは他のサービスなど、環境外部からリモートでアクセスできるようにTCP外部アクセスを許可できます。設定タブのファイアウォールセクションでこの設定を有効にすると、すべてのIPへのアクセスが許可されるため、注意が必要です。
プロジェクト外部のサービスまたはローカルコンピュータとの通信に関するガイドはサービス間通信ページをご参照ください。