エールでデータベースをデプロイし、デプロイされたDBと他のサービスとの通信およびDB管理ツールとのTCP接続について説明します。
PostgreSQL、MariaDB、Redisなどの DBを基本アプリケーションとして提供しています。基本アプリケーション以外のDBを使用する場合は、プラグインのインストールまたはプラグインの開発で直接追加することができます。
デプロイしたデータベースを停止または再デプロイした場合でもデータは保持されますが、データベースサービスを削除するとデータも永続的に削除されます。
データベースのデプロイ

ダッシュボードの または ⌘ + K
でデプロイモーダルを開きます。次に、デプロイするデータベースを選択し、各設定フィールドに必要な値を入力してください。
基本設定
基本設定

バージョン、Root Passwordなどの設定値を指定できます。
サービスごとに表示される基本設定フィールドは異なります。使用目的に応じて適切な値を入力してください。
詳細オプション
詳細オプション

データベース名、タイムゾーン設定など、追加の設定値を入力できます。
詳細オプションはサービスによって異なりますので、使用目的に応じて適切な値を入力してください。
リソース設定とデプロイ
リソース設定とデプロイ

- リソースタイプ:オンデマンドとスポットリソースから選択
- CPU:サービスで利用可能なvCPUの上限を設定。最小構成時は0.1 vCPUを割り当て
- メモリ:サービスで利用可能なメモリの上限を設定
- ディスク:データベースが使用するディスク容量を設定
-
デプロイ:
デプロイ
をクリック
リソース制限によりデプロイできない場合は、スペースとリソースの管理ページを参照してスペースにリソースを追加してください。
Rootパスワードの未設定時、自動生成されたパスワードは設定タブのシークレットセクションで確認できます。
他のサービスとの通信

他のサービスと通信するための接続情報(ホスト名:ポート番号)は、サービスページのリソースタブで確認できます。
同一環境内のサービス

同じ環境内のサービス間では、サービス名とポートを使用してアクセスできます。
同じ画面内のサービスは同じ環境に属し、環境ごとに独立したネットワークで構成されているため、ファイアウォール設定は不要で、通信レイテンシーも最小限に抑えられます。
エールの作業単位である[スペース、プロジェクト、環境、サービス]についての詳細は、環境管理ページをご参照ください。
他の環境または外部サービス

サービスページリソースタブのイングレスアドレス(ホスト名:ポート番号)を使用して、他の環境または外部のサービスと通信できます。この場合、TCP外部接続の許可が必要です。
TCP外部接続許可
TCP外部接続許可

接続しようとしているデータベースが属する環境の設定タブで、TCP外部アクセスを許可することができます。
TCP外部接続の許可設定は環境単位で可能であり、設定した環境内のすべてのサービスに適用されます。サービス単位での個別設定はできません。
DB管理ツール
イングレスアドレスを使用して、ローカルコンピュータの管理ツールからデータベースにTCP接続できます。
MariaDB - MySQL Workbench
MariaDB - MySQL Workbench
PostgreSQL - pgAdmin
PostgreSQL - pgAdmin
MongoDB - MongoDB Compass
MongoDB - MongoDB Compass

New Connection
ボタンをクリックし、Advanced Connection Options下部のGeneralタブでポート番号を含むホスト名をHostフィールドに入力してください。

Authenticationタブでデプロイ時に設定したUsername(デフォルト値admin)、Root Passwordを入力してください。
Redis - Redis Insight
Redis - Redis Insight
管理ツールからデータベースにTCP接続する場合は、TCP外部接続を許可してください。
データベースの管理
リソースの設定変更

サービスページの設定タブのデプロイ設定セクションで、ディスク、CPUなどのリソースを変更し、デプロイ
ボタンで再デプロイすると、変更したリソースが適用されます。
再デプロイ時に既存のデータは保持されます。
Root Passwordの確認

設定タブのシークレットセクションで、データベースデプロイ時に設定したRoot Passwordを確認できます。
データベースの削除

サービスページ設定タブ下部のサービスを削除
でデータベースを削除できます。
データベースを削除すると、ディスクに保存されたデータは永続的に削除されます。